2015年2月12日木曜日

犬も歩けば、、、

坂之上洋子さんの『犬も歩けば英語にあたる』を読んだ。



ネットサーフィンでたまたま坂之上さんのことを知り、彼女の書いた本3さつのうち、どれも面白そうだったのだけれど、なんとなく今の自分の気持ちに一番あう気がしてこの本を選んでみた。

朝にベットの中からこの本をアマゾンに注文したら、夜には家に届いていた。なんて便利な、そして、有難い世の中だ。

去年一年ちょっとアメリカで働いていたときにこの本にであってたら、もう少し楽な気持ちになれていたかも、、、そうそう、こんな経験あった、あったよなぁ、、、と思いながら読み進めた。

外国で暮らしたことがあれば、誰でも似たような経験はしているはず。でも、そこでの出会いや出来事からどれだけ学んだり、感じたりできたかで、その時間の深さや重み、意味合いはかわる。坂之上さんの本を読んで改めてそう思った。

Things aren't always what they seem. (物事は、いつも見た通りとは限らないんだよ。)
Sometimes that is exactly what happens when things don't turn out the way they should.
You just need to trust that every out come is always to your advantage.
(そうなるべき何かがその通りに行かない、そんな理不尽なときには、実際にはこういうことが起きているんだよ。起きていること全ては自分に有利になっている、そうただ信じることが必要なのさ)

坂之上さんがオフィスの隣の席の女性からもらったメールに書いてあったこと。
みたものをみたもののままに受け取り、行動してしまう私には肝に命じなくてはならない言葉。

デニス・ウェイトリー博士の十戒もぐっときた。

「私は、アメリカの会社の中で、たったひとりの日本人という環境で働いた経験があります。そこでのプロジェクトはまったじゅ日本に関係なく、いわば日本人であることのメリットはまったくなし、lという環境でした。毎日、英語の環境のなかにいて、「ネイティブなら絶対知っている」といういうような簡単な言葉を知らなかったり、うまく冗談を返せなかったりする自分に、だんだん嫌気がさしてきました。言いたいことがうまく話せない自分が、とてもくやしかったのです。同時にちょっとした被害妄想にもなってしまい、ときどき、周りの人に馬鹿にされた気がして、トイレで泣いてしまうこともありました。「もうやめたい」と、何度も思いました。そんな最悪のとき、こんな文章に出会いました。」

この前置きの文章だけで、もうぐさぐさと胸に刺さりまくりなのだけれど、、、

1.Always dress like a winner. (いつもしょうしゃにふさわしい服装をする)
2.Answer the phone in a clear, confident manner. (電話の応答ははっきりと自信を持って)
3.Accept compliment with poise, "Thank you. How nice of you to say that." (褒め言葉に対しては、落ち着いて、「ありがとう。そうおっしゃっていただいて嬉しいです」と答える。)
4.Every night make a list of things you are grateful for that happened during the day. (その日に起こった嬉しい出来事を毎晩リストにする)
5.At meetings, sit in front of the room and take an active part in discussions. (ミーティングではバックシートではなく机について、議論に参加する)
6.Walk everywhere with proud and confident posture. (いつでも自信を持った態度で)
7.Set your standards of behavior by the rules observed by gracious refined people. (上品で洗練された人たちの行動規範を自分の行動規範に)
8.Speak with self-confidence but respectfully to everyone. (自信を持ち、同時に、他の人全てに敬意を表しながら話す)
9.Make a list of short-range and long-range goals. (短期的、長期的ゴールのリストを作成する)
10.Smile, smile, smile! (笑顔、笑顔、笑顔!)

日本語の環境なら7ー8ぐらいはできているかもしれないけれど、アメリカではできていたもは2-3ぐらいだなぁ、、、

そして、「自分もそれなりに頑張ったけれど、自分の実力以上に、自分が豊かな国に生まれたという偶然に感謝しなくてはいけない」という思い。
仕事柄十分にわかっている、痛感しているはずのことだけれど、ついついtake it for grantedしてしまいがち。

一時間ぐらいで読めていい感じでリフレッシュできる本☺︎次は彼女のどの本、読もうかな。