今週は3日間ケニアでSecurity Trainingを受けてきました。
基本的には、うちの組織のアフリカ地域駐在員(管理職)及びSecurity Advisor向けの研修だったのですが、ジュバという特殊な場所にいることもあって、私も参加させてもらいました。
最も驚いたことは、フランス語を話す参加者が半分程度いたことです。あぁ、アフリカって本当にフランス語なんだなぁ…と実感しました。
20人の参加者の管轄下にある日本人は1200人以上。つまり、1200人以上の日本人の安全をこれらの参加者が担っていることになります。
ブルキナファソ、ザンビア、セネガル、ブルンジ…聞いたことはあるけれど、場所をはっきりとイメージすることができない国々からの駐在員が参加していたため、いつもは接点のないアフリカの他の国々を身近に感じることのできるいい機会になりました。
研修の内容は、ケーススタディを用いながら、脅威を特定し、その脅威を「インパクト」と「起こりうる確率」という二つの物差しで測り、マトリックスにはめ込んでいく作業を行ったり、緊急事態の際にどのような備えが必要かということをシミュレーションしたり、緊急時のメディア対応を学習したり…ケーススタディがスーダンの事例を多く扱っていたこともあり、大変勉強になりました。
また、研修の合間にケニアの病院に行って様々な検査を受けてみたところ…おなかをこわしがちだった理由がやっとわかりました。薬を二日間飲めば完治するようなものだったのですが、これが原因で食欲がなかったり、お腹をこわしたり、太らなかったりしたようです。お医者さんに、「どうしたら再度この病気にかかることを防げますか?」と聞いたところ、「Go back to Japan!」と一言。うーん、日本に帰らないからこそ聞いているのに…
ついでに、髄膜炎と腸チフスの予防接種も受けてきました。これでスーダンに来ることが決まってから打った予防接種の数は11本。あと4本打たなくては…
今回ケニアの病院に行って、スーダンからの研修生がケニアで病院に行きたがる理由がわかった気がしました。誰だってよりよい医療サービスを受けられるチャンスがあれば行きたいですよね…私もその例に漏れず…
今回のケニアの研修は、Security Training受講し、健康チェックを受けて、そして、フランス語を学ぶぞ!という意欲をたっぷりもらったため、一粒で三度美味しかったです。
ジュバ大学に夜間にフランス語を教えるコースがあると聞いたので、来年からそこに通ってみようかな…