2009年11月12日木曜日

選挙登録

 この11月はスーダンでは選挙登録月間です。

 来年の総選挙を控え、18歳以上の選挙権を持つスーダン人は生まれ故郷か現住所かのどちらかで11月中に選挙人登録をする必要があります。

 しかし、当初スーダン政府や国連機関が想定していたよりも、選挙人登録はスムーズに進んでいないようで、その状況を危惧したのか、南部スーダン大統領であるサルバキール氏は突然今週水曜日から一週間をPublic Holidayにしますと宣言し、その間に南部スーダン人は故郷に戻って選挙人登録をするように…とメディアを通じて発表しました。

 ただえさえ、年末に向けて様々な予定と業務が立て込んでいるこの時期に、「一週間も休みになるのか…」と驚いたのですが、この選挙人登録が2年後のレファレンダム(南部スーダンの独立を問う住民投票)の定足数のベースとなることから、南部スーダン政府は選挙人の登録数を増やすことに必死なんででしょうね、と事務所のスタッフとも話していました。

 すると、その2日後に、Public Holidayを一週間設定するというStatementは間違いでした、という発表が南部スーダン政府から出され、木曜からは通常通りの業務が突如再開されたのです…

 大統領のStatementが間違ってましたって…

 一週間は休暇だと想定して故郷に帰ってしまっているようなローカルスタッフもいる中で、このPublic Holidayの扱いをどうするかということが援助関係者の間で話題になっています。

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