私が南部スーダンに赴任した2009年頃は、ジュバからその町へ行く道路では牛を巡る部族間の争いがあったため、その道路は治安上の理由から度々封鎖されていましたが、今は何の問題もなくその道路を通ることができるようになりました。
当時は、このエリアには小型武器を持つ人達が多く、また、その町の町長さんに当たるような人が現地にはおらずジュバにいたため、治安をコントロールすることができなかったようですが、この2年間で小型武器の回収が進み、また、新しい町長さんが選ばれて現地に滞在するようになり隣の部族とのいざこざを適切に処理できるようになった結果、治安が劇的に改善されたということです。
2005年の包括的和平合意(CPA)後、政府は一体何をやっているのか、南部スーダンの状況は全然改善していないじゃないかという声もよく聞こえますが、こういう変化はなかなか表に出てきにくいのだろうなぁと思いました。
少しずつ、でも確実に変化は起きているのだなぁ…とこの訪問を通して実感したひと時でした。
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