出張で西エクアトリア州の州都ヤンビオを訪問。
南スーダンの中でも最も南西にある州で、コンゴ民や中央アフリカと接する。
ジュバ近郊と比べると緑が濃く、空気中の湿気も多い。
州のシンボルマークはパイナップル。甘くておいしいパイナップルの産地として有名。
南スーダンの独立前までは農村部で散発的に神の抵抗軍(LRA)が出現し、略奪等を行っていたようだが、最近はウガンダ軍の協力も得て、南スーダン政府軍と警察が治安維持に努め、一定の成果をあげているとのこと。
たまたま宿が一緒だった国連のインターナショナルスタッフが、「数日前、日没後に農村部で車がスタックしてしまい、LRAが現れたらどうしようと気が気でなかったよ。ヤンビオまで無事に戻ってこれてよかった…」と胸をなでおろしていたのが印象的だった。
イギリスが数十年前に投資したアグロ・コンプレックスの残骸が大量にあり、その場にいるとまるで博物館かどこかに迷いこんだような気分になった。昔はコットンの生産等をここで行っていたと言うが想像できない・・・
現州知事は欧米帰りのやり手で州内への投資の呼び込みに熱心なのだとか。
立地と自然条件は悪くないこの州が発展するためには、治安維持・農業復興・道路等の基礎インフラ整備が鍵となるか?!
今回の出張で9州目の州都訪問。石油の産地であるユニティ州だけにはとうとういく機会がなかったなぁ。
州農業省の前(パイナップル畑)
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