2013年1月30日水曜日

大学での一コマ


去年の12月にA学院大学の授業『国際政治』の一こまで授業をさせていただきました。

40人ぐらいの学生さんの前で『平和構築~南スーダンの事例から~』という題名で講義をし、その後質疑応答も含めて計90分。

大学院の先輩からオファーをいただいて教壇に立たせていただいたのですが、その先輩がつっこみが厳しいところがあるので、授業中はどきどきしっぱなしでした。終了後、「面白かったよ。僕も勉強になった」と言ってくださり、ほっと胸をなでおろしました。

質疑応答での学生さんからの質問は、どれも新鮮でかつ勉強になりました。


・現場ではどのような人達と協議を行うのか。

・平和構築の理論と現実とのギャップについて(現場で直面した事例の紹介)

・日本経済が縮小していく中でODA(政府開発援助)の額が減っていくことについて、ODAを扱う組織で働く職員としてどう感じているか。

・平和構築も重要だが、日本企業の海外進出支援も大事なのではないか。

・開発援助が現地に負の影響をもたらした具体例について。

・(平和構築の現場では)高等教育支援は行わないのか。

・現場で危ない目にあったことはないか。

・なぜここまで開発の世界にどっぷりつかることになったのか?(就活生へのメッセージ)

・・・・

私の授業を通じて、少しでもこの業界に興味をもってくれた学生さんがいたら、嬉しい限りです。



ところで、最近よく学生さんから聞かれる質問のひとつが、(この業界で働いていて)結婚できますか?というもの。

質問の真意はよくわかりませんが(忙しいから出会いの機会が限られているでしょう、という意味なのか、はたまた、途上国にがんがんでかけていく女性はたくましすぎて結婚できないでしょう、という意味なのか・・・)、そんなことはないですよーと強く言いたい今日この頃。

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