2009年6月30日火曜日

ホテルと事務所

◎ホテル
明日アパートに引っ越すのですが、赴任してから2週間ずっとこのホテルに住んでました。スーダンの首都ハルツームはかなり物価が高く、ホテルも(ローカルの華美でないところでも)ネット環境と安全を確保するためには一泊100USD以上必要です。最近は中国系のホテルもでき、競争が激しくなっているとのこと。それに伴ってサービスも向上していくといいのですが…

◎事務所
最近までビルのワンフロアを借りていたのですが、2年前にスーダンオペレーションを再開した時と比べてスタッフが2-3倍に増えたことからオフィスが狭くなり、また、クーラーや電話の調子が長らくおかしかったことから、一軒家に移りました。南仏やモロッコにありそうなオレンジ色の一軒家で私は気に入ってます。引越は仏語圏で引越を手掛ける会社(スーダンにもオフィスあり)に依頼したのですが、スタッフの多くが中央アフリカ人であり、フランス語で話しかけられびっくりしました。スーダンでフランス語に出会うとは…
                             BEFORE
AFTER


Smart Business?!

「もうすぐメロンの美味しい季節になりますね~」とローカルスタッフと話していた時のこと。

「オンドゥルマン(首都から北に少し行ったところにある地域)には貧困層が多く住んでいるから、メロンを丸ごと一つ買えない人たちのためにOne sliceでメロンが売られているらしい」

すると、メロンだけでなく、タバコは一本から売られているのは当然で、その他にも、オシャレに敏感な女の子のためにヘアクリームは一回分から、匂いを気にするスーダン人のために香水もOne push分から売られていることをローカルスタッフが教えてくれました。全部を買うことができない人たちに小さく分けて売ることによって、これまでビジネスのターゲットではなかった人たちがビジネスのターゲットになっていく…最近、貧困層(Bottom of Pyramid: BOP)に対するビジネスをどう展開していくかという議論が日本でも盛んですが、こういうところにビジネスのヒントは隠れているのかもしれません。

毎日の食生活

スーダンに来てから、お昼は事務所のスタッフとみんなでランチを食べ、夜は外食をすることが多いのですが、どのようなものを食べているのか紹介します。

◎マンディ(右側)
炊き込みごはんのようなもの。黄色く、チキンと一緒に炊いたご飯なのですが、これにチリとヨーグルトをかけて食べると絶品です。昨日も今日もランチはマンディでした。ちなみに左側はスーダンの一般家庭でよく食べられているというサラダで、ピーナツバターとレモンと塩で味付けしてあります。うちの清掃スタッフがつくってくれるのですが、事務所内で大人気です。

◎チキンの入ったトマトスープ(名前を忘れました…)
これもスーダンで一般的な食べ物のようです。パンを浸して食べるのですが、スープにしっかり味があり美味です。ちなみにジュースはオレンジを絞ったジュースですが、何も言わなくても勝手にスプーン5杯分ぐらいの砂糖が入ってます…
◎アシーダ
雑穀でつくられた固めのプリンのような食感の食べ物です(もっちりしてます)。上にかかっているソースは濃い色の方がお肉とおくらの粉で作られたもので、白い色の方がヨーグルトを混ぜてつくられたもの。初めて食べるものなのでドキドキしながら食べたのですが、とても食べやすく味もよかったです。スーダン人スタッフはこれを毎晩家で食べていると言っていました。日本で言うおもちみたいな位置付けでしょうか…


◎カルカデ(ハイビスカスティ)
スーダンといえばカルカデらしいのですが、私はスーダンに来て初めて知りました笑。そのまま飲むとかなりすっぱいのですが、砂糖を2杯入れるとちょうどいい味になります。でもスーダン人にとってはカルカデには砂糖をスプーン5杯分入れるのは当然のようです…今日スーダン人スタッフの一人がほうじ茶にも砂糖をいれてました笑。

2009年6月26日金曜日

スーダンでの駐在生活がスタート

2009年6月16日(火)にスーダンの首都ハルツームに到着。ヨーロッパ経由でスーダン入りしましたが、多くの欧米人やアフリカ系の人々が飛行機には乗っており、スーダンに行く人たちがこんなにたくさんいるということに驚きました。

イスラム文化圏であるハルツームの町並みは、1年前の担当国だったインドの田舎の街並みとさほどかわらず、「アフリカ大陸に来た!」という感じは今のところしません。立派な幹線道路もあり、美味しい中華・インド・韓国・レバノン料理などもあり、また、大型のスーパーマーケットもあることから、生活に事欠くことは首都ではなさそうです(いろいろなものを海外から持ってきていることから物価は高いですが…また、スーダン北部ではイスラム教との関係でお酒は飲めないのでお酒がないと生活できない人にとっては厳しいかもしれません)。気候は、毎日気づくと40℃を超える暑さで、毎日かなりの量の水分をとっており、ホテルに帰り着いたときにはいつも汗びっしょりになってます。私は宮崎生まれですが、真夏の宮崎で感じる暑さととても似ています。

街中の風景はこのような感じです。
生活上、一番困ることは、砂ぼこりと砂嵐(ハブーブ)です。部屋の中でもどこからか砂が侵入してきており、2-3日置いたままにしているものの上にはうっすら砂が積もってます。そのため、PCなども部屋に置きっぱなしにできません…ハブーブの日はゴーグルが必要なぐらい容赦なく砂が外を舞っており、目が痛くて開けられません。また、スーダンも他の途上国と同様、路上や街中の明かりが少ないことから、夕方だんだん暗くなる中を歩いているとかなり心細くなります(車が通らないと真っ暗で何も見えないという状況になってしまいます)。一方、アフリカの都市の中ではかなり治安がいい方ということで、(歩かないにこしたことはないですが)夜中に女性が歩いても危ない目にあうことはないようです。

ここに約1か月半滞在した後、スーダン南部の都市ジュバのフィールドオフィスに赴任する予定です。
スーダンのこと、ここでの生活と仕事、そして、感じたことを写真を交えながら紹介していければなと思ってます!

◎ハルツームで一番大きなスーパーマーケット


◎ハルツームで有数の高級ホテル(中は外とは全くの別世界で驚きました!)