ジュバの近郊にある村の代表者がぞろぞろやってきて、支援をしてくれないかと相談されました。
ここまでだったらよくある話なのですが、更に話を聞いてみると、村人から少しずつお金を集めて貯めた資金もあるとのこと。
支援を受け身で待っている人々が多いこの南部スーダンで、こういうケースは珍しいため、そのうち村の視察に行くことを約束しました。
視察の日----。
ジュバから片道2時間半かけて到着した村は、林の中にありました。
内戦中はその村から住民は避難していたようなのですが、内戦が終わって少しずつ帰還が進み、今では1,000人程度の住民が戻っています。
林の中の本当に何もないところに家を建てて住んでいる様子を見て、外部の人間としては「こんな大変なところに戻ってこなくても…」と思ってしまうのですが、やっぱり「故郷」は何にも代えがたいものなのでしょう。
さて、この村出身の政府役人や国連職員は、ジュバで毎週金曜日の夜にミーティングを行っているそうです。
自分たちの村をよくするための作戦会議。
国連にかけあって住民の食糧を確保したり、この地区出身の政治家にかけあって村へのアクセス道路の建設を依頼したり…
こういう人たちの存在がコミュニティの命運を左右するのだなぁ…と彼らのたち振る舞いを見て実感。
我々援助機関もこのようなリーダーシップに寄りそうような支援を行っていきたいものです。
◎林の中にある村の様子
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