ジュバから南方へ車で2時間程度行ったところにあるガンジというCommunityを訪問しました。
南部スーダンには議会直属のファンドがあり、1議員3,000万円を上限にそれぞれの選挙区に資金を流すことができる仕組みがあります。
インフラ整備、農業などそれぞれの選挙区の優先順位に沿う形でお金が使われます。
ガンジではそのファンドのお金を使って、警察署とゲストハウスが建設され、この日はその開所式のために300人近い人が集まりました。
南部スーダンでは今日から選挙キャンペーンが解禁されましたので、まさにその日にあわせた開所式。
ただし、新しくできた警察署やゲストハウスはよくよく見てみると家具は一切ない状態…
コミュニティはこれから自ら資金を調達して家具をそろえなければなりません…そう考えるとまだまだ先は長そうです…
開所式では、新しく建てられた警察署とゲストハウスへのお礼の言葉はそこそこに、後は、陳情のオンパレードです。
学校、保健所、水場、雇用がほしい…
セレモニー自体は3時間近く遅れて開始されたのですが、陳情のスピーチは夜まで続きそうな勢いでした。
ガンジまでの道のりは、まだ地雷が埋まっている場所が多々あるようで、道沿いには「道それるな、地雷あり」という看板をたくさん見かけました。
また、へんてこな形の地雷除去車を何台も見て、地雷の危険性が身近にあるのだということを改めて認識しました。
さて、ガンジの就学率は約50%。これを多いとみるか、少ないとみるか…
ゲストハウスよりも学校を!と私も思わず陳情をしたくなってしましました…
◎ゲストにWelcome Songを歌う女性たち
◎開所式の様子◎新しく建設された警察署
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