一週間地方に出張して来ました。
今回は新規案件の発掘が主な目的だったのですが、様々な施設を視察し、「戦争の傷跡」というものを痛感した出張でした。
1970年代に国際機関から数十億円単位で支援が入っていた農業関係の施設は、その後の内戦の影響で廃墟と化し、機械も使えないものに…
「1970年代には数十人単位の役人が働いて、電気も通り、住居も備えた施設がありました」という説明を受けても、廃墟を目の前にしていると「想像力」にも限界があり、イメージは湧かず…
埃まみれの資料、床に散らばった家具、弾痕の残る壁…
日本であれば「博物館」に「歴史的資料」として展示されているようなものが施設のそこら中に散らばり、内戦の傷跡を生々しく物語っていました。
このように、内戦終結後5年経過しても内戦中の姿を留めた施設が数多く残っています。
そのような中で、南部スーダンのより良い未来を信じ、現地の人たちと計画と戦略を立て、それを実行に移していくという作業をどれだけスピーディかつ着実に実施できるか…
8月は正念場になりそうです。
◎1970年代には機能していた農民研修センター
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