私の働いている組織が支援している孤児院の収穫祭に参加しました。
孤児院は通常であれば「子供」を対象とする施設。
しかし内戦中政府は特に孤児院の方針に肩入れしなかったため、孤児院で育った子供たちはそのまま孤児院に留まることに…
その結果、今、孤児院にはたくさんの子供たちだけでなくたくさんの大人たちも(所狭しと)暮らしています。
政府は今後はできるだけ孤児院の子供たちに教育や職業訓練の機会を提供し、早く子供たちが孤児院をあとにすることができる体制づくりを行っていく予定です。
孤児院の子供たちの前で話をする機会をいただいたので、「今回みんなで家庭菜園をつくってその収穫を祝うことができたように、自分たちの力で(食べ物がないというような)現状を変えることが可能なのです」ということと、「日本人は毎回食事の前に『いただきます』と言いますが、それは食事にありつけることを神様に感謝する言葉。このように、日本にはスーダンと同じように日々の食事を神様に感謝するという習慣があります」という話をさせてもらいました。
「孤児院はこんなに大変・悲惨な状況なのだ」ということに言及するスピーカーが多い中で、できるだけ子供たちの興味をひくような、そして、子供たちをエンパワーするようなことが言えれば…と一晩考えて話したこと。
少しでも子供たちに何かが伝わっていればいいな。
◎収穫された野菜(左上:ピーナッツ、右上:トマト、左下:なす、右下:乾燥オクラ)
◎収穫祭に参加する子供たち
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