2010年10月30日土曜日

女性 x 教育

今週月曜日はプロペラ機での日帰り出張。


プロペラ機でジュバの近郊を飛ぶと、小さいけれど山がたくさんあることに気づきます。

内戦中はその山を拠点にジュバを攻撃していたSPLA(スーダン人民解放軍。元反政府勢力)。

訪問したトリットも内戦を支える重要な軍事拠点だったようで、そのことを州知事代理や州大臣も誇りにしていました。

空から見ると雨期のおかげで緑がまぶしく、そんな過去があったとはなかなか想像しにくいのですが…


トリットで、ある小学校を訪問し、南部スーダン政府教育大臣がスピーチしたときに印象的だった言葉。

「この学校には女子生徒が多いですね!女子生徒はぜひよい母親になってほしい。教育を受けた母親の下に子供が生まれるということはとても大切なことなのです。」


女子教育は、教育を直接受ける女子だけでなく、その子供や家庭も教育の恩恵を授かることになるので、23倍の効果がある…という話を聞いたことがありますが、大臣もまさに同じことを言いたかったのでしょう。

10歳から14歳で結婚してしまう女性も少なくない南部スーダンで、女子教育の大切さを理解してもらうには時間がかかりそうですが、大臣のこのような発言が多くの女性をエンパワーメントすることに繋がるといいなと思います。


◎学校の生徒たち(女子生徒もたくさん)

◎トリットの風景(上空より)

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