2010年11月20日土曜日

国境の町

今日は日帰りで二ムレというウガンダとの国境の町に出張。


行きは陸路で3.5時間。帰りは空路で30分。


ジュバから二ムレまでUSAID(アメリカの援助機関)が道路整備を行っていることから、(未だコンクリートの舗装はされていないものの)道路の状態もよく、途中地雷除去のために15分程度足止めをくらったものの、それ以外はかなりスムーズに国境までたどり着くことができた。


国境の税関施設を見学したが、それがなかなか立派で、同行していたケニア人は「ケニアのどの税関施設よりも素晴らしい」と話していた。もちろんオペレーションについては多くの改善点が見つかったのだが…


生きた牛、果物、飲み物などほとんどのものが陸路でウガンダからジュバまで運ばれていく。

そしてそのトラックの多くはこの二ムレを経由する。


ケニアからであれば、本当はナダパルというケニアと南部スーダンの国境の町を通るのが最短距離らしいが、ナダパルについては今は未だ道路と治安状況が悪いことから、ほとんどのケニアのもの(モンバサ港で陸揚げされたものも含む)はウガンダを経由してジュバまで運ばれるのだと言う。


来年南部スーダンが独立した場合には、これらの国境の町の税関の能力強化が治安維持という側面からも、また、石油以外の税収確保という側面からも重要になってくる。


近隣諸国の優等生のケニアと協力して何ができるか…検討中。



◎ウガンダと南部スーダンの国境付近を流れる白ナイル。途中に滝があることから、ウガンダから南部スーダンへは水路で貨物輸送をすることはできない。

◎二ムレ税関にて。日本の中古車トラックがここでも大活躍。

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