前回一時帰国したときに、「スーダンではどんな仕事をしているの?」と多くの人に聞かれたのですが、ここ最近の業務の大半は調達です。
新しい事業を立ち上げるときには、そのためのオフィス、家具、車両、備品等が必要になってくるので、たくさんの物品を調達しなければならないのですが、それがジュバではまた一苦労です…
そもそも信頼できる業者はどこか、そして、前払いの必要がない業者はどこか、マネージャーが英語を話せる業者はどこか…不良品を平気で売る業者がいくらでもいる世界なのでここは慎重になります。
お店に行ったら値段がきちんと書いてあって、不良品はすぐに取りかえてもらえる日本とは全く異なります。]
素敵な家具をつくるから…と紹介していただいたジュバの家具屋さんA社。
「マダム。2週間ですべて用意しておくから任せておけ!」とマネージャーの言葉。
それを信じて待っていたものの、1か月経っても家具がつくれらる気配なし…
何度も家具製作現場に行っプレッシャーをかけるものの、
現場のワーカーたちは、「そもそもどの会社のために何をつくっているかも把握してないんだ…」
うーん。
新しいオフィスが完成したため、セキュリティー強化のための南京錠を購入しにマーケットへ。
B社に行って外国製の南京錠の値段を聞くと、
「1つ80ポンド(約3,200円)。でも2つ買うなら60ポンドでいいよ。」
(なぜ2つ買うと1つの値段より随分安くなるのかは不明…)。
隣のC社に行って、同じものの値段を聞くと、「1つ20ポンド(約800円)。」
もう少し安くなるかと聞くと、「じゃあ17.5ポンド(約700円)でいいよ」
…物の値段なんてあってないようなもの…
とほほ。
また、先日私用で、自分の部屋用に小さな電気コンロをD社より購入。
部屋に戻ってお湯を沸かしてみると、10分ぐらいたった後、「ボン!!」というすごい音…
その後コンロは使えなくなってしまいました。
D社にクレームをしにいくと、「コンロを10分以上使ったか?それはお前が悪い。このコンロは10分以上熱くなることが想定されていないんだから。」
(料理用のコンロで10分以上温めてはいけないとは一体全体どういうことなのか…)
結局私が悪いということで返品・交換はしてもらえず…
がーん。
このようなやり取りで日々は過ぎていきます。
◎家具屋A社
とても素敵な家具をつくるのですが…
◎完成したプロジェクト用のオフィス
土地の確保の段階から様々な苦労をして、やっと家具を購入する段階までたどり着きました。
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