ジュバの雨季は4月から9月ごろまでなのですが、今年は3月ごろから雨が降り出し「雨季がいつもより早く到来したのかな…」と思っていたら、その後は雨は降ったり降らなかったり…
完全にはまだ雨季に入っていないようです。
でも、断続的に降る雨のせいですでに道路には大きな水たまりが出現しています。
雨が降りだすと種まきの季節です。
去年の干ばつや民族紛争の影響などの影響で、今年は例年以上に南部スーダンは食糧不足に陥るのではないかという議論が援助関係者の間ではさかんに行われており、ドナー会合では主要テーマの一つとなっています。
きちんと雨が降って、作物が育ってくれると食糧不足も緩和されるのですが…
農作業を見ていると、なんだか祈りにも近い気持ちになります。
日本にいると、極端な話をすればお金さえあれば水も医療サービスもいつでもどこでも受けられますし、食糧不足を肌で実感することはまずありません。
ある意味、「祈る」というような気持ちからは程遠い…
でも、スーダンでは、雨が降らない→作物が育たない→食糧不足→人々の健康状態の悪化…と自然現象が人々の命に直接大きな影響を及ぼしてしまいますので、自分の力の及ばないものごとに対する「祈り」のような気持ちが自然と生まれてくる…
もちろん、国際社会は(自然によってもたらされる)「危機」にどう備えるかというシナリオを用意しておく必要があるのですが、やっぱりこういう土地にいると自然と人間の結びつきを肌で実感します。
本格的な雨季の到来まであと1、2週間といったところでしょうか。
少しずつ涼しくなってくる季節です。
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