一時帰国中の出来事。
南部スーダンのジュバで働く日本人の男の子と実家がかなり近く、おまけに、休暇で一時帰国するタイミングも同じだったので、お互いの実家近くのカフェでお茶をしていたとき…
突然、日本人女性が話しかけてきました。
「あの…スーダンという言葉が聞こえてきたものですから…」
話を聞いてみると、旦那さんが南部スーダン出身のスーダン人で、福岡で10年以上一緒に暮らしているとのこと。
今年の夏に、子どもさん4人を連れて、初めて南部スーダンの故郷(地方都市ワウ)を訪問する予定で、選挙後の情勢が気になっていたところ、カフェの隣の席で南部スーダンの話をする私たちがいたので、思わず話しかけてしまったという…
きっと福岡に「南部スーダン」と関係のある人たちは私たち以外にはほとんどいないでしょう。
この偶然の出会いにとても驚くとともに、福岡で生まれ育った4人のお子さんたちが、南部スーダンの地方都市を訪問したら、どのようなことを感じ考えるのだろうか…と想像するとなんだか胸が熱くなりました。
うちに帰って、この話を夜の食卓でしたところ、祖母が一言。
「今日は、人助けをすることができて、いい一日でしたね。」
いい一日だから人助けをするのではなく、人助けをできたからいい一日だと考える…
なるほど…となんだか幸せな気分で満たされた夜でした。
◎福岡の町並み
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