2009年7月19日日曜日

大家さん

ケニアへの出張から家に戻って来ると、明らかに家に誰かが侵入した痕跡が…「誰だ??」と思いながらリビングのテーブルを見ると、手紙と大きな鍋が…「ママがあなたのために料理をつくったのでどうぞ。気に入ると嬉しいです。スーザン」という大家さんの娘さんからの置き手紙ととても一人では食べきれない量のチキンとパスタがありました。

その後スーザンから電話があり、「あなたをみかけないから心配したのよ」とのこと。2日前にも会っているのだけれど…「ケニアに出張に行ってたの」と言うと、「Welcome back!!」と歓迎してくれました。そういえば、大家の息子さんにも(私からは話してないのに)「ジュバはどうだったか?」と聞かれました。あれこれ注文の多い私は大家の家で話題になっているのでしょうか…苦笑。この家に移ってからしばらくはいろんなことがわからず、一日に何回も大家さんに電話をしていたら、スーザンから「あなたは一人暮らしをしたことがないんでしょ?何でもお母さんがしてくれていたんじゃないの?」と笑われました…一応9年間も親と離れて暮らしていたのですが…

スーザンは赤十字で働いており、来月ジュネーブで10日間の研修があるため、研修に参加する予定らしいのですが、若い未婚の女性が一人で海外に行くことは許されないとお父さんが大反対し、お母さんが一緒について行くのだそうです。スーザンは私と同じ歳なのですが…イスラム社会の女性の生活の一面を垣間見た気がしました。

4 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

Eriさま

おいしそうなチキンとパスタですね。
大家さんファミリーのあったかい人柄が
伝わってくるようです。
「しっかり食べなさい!」と言うメッセージかも。
日本では東京は梅雨明けしたのに、西日本はまだうっとうしい日々が続いてます。
今日は土用の丑の日。ウナギ受難の日ですが、日本的スタミナ食でのりきらなければ。

yoko さんのコメント...

はじめまして。
私も14年前にケニアにサファリ旅行に行きました。その頃は、まだナイロビも一人歩きが出来たので、一人タクシーに乗って、博物館に行きました。そうしたら、白人観光客が you speak English? と聞くので、No と答えると、呆れたという感じで去って行きました。その頃がまだのんびりした時代だったのか、私が無謀だったのかは未だわかりません。

Eri さんのコメント...

Sasayuriさま。コメント、ありがとうございます。今住んでいる家は、クーラーは効かないし、停電もよくあるし、エレベーターもなくてなかなか大変なのですが、大家さんのホスピタリティですべてがとんとんになっている気がしております。大家さんを通じてアラブ人の文化と客人をもてなす習慣を垣間見る日々です。

Eri さんのコメント...

yokoさま。はじめまして、そして、コメントをありがとうございます。最近の経済状況の悪化によって、ナイロビの治安状況はますます悪くなっているようです。街を歩けないことは一種のストレスになりますよね…
私は未だサファリ旅行には行ってませんが、アフリカにいる間にチャレンジしてみたいことの一つです。行くことができたら、またこのブログで紹介したいと思います!