東京からの出張者に付き添う形で、ハルツーム市内のサイト視察に行きました。
◎イブンシーナ病院(国立腎・泌尿器疾患センター・出血性消化器疾病救急センター)
1980年代に日本の支援によって建設された病院で、現在も年間2万人以上の外来患者を受け入れております。20年以上も前に日本から供与された機材が現在でも使用されているのを見ると嬉しくなりますよね(以下の写真にある機材)。
◎水道公社
現在、日本から技術支援を受けているスーダンの国立水道公社です。スーダンの首都ハルツームでは水は水道からそのまま飲むことができるぐらい問題はなく、断水することもほとんどないのですが、施設の設計・維持管理や情報管理にはまだまだ課題があり、技術者への研修が必要です。一方、スーダン側は研修施設を建設したものの、その建物をそのまま放置しておりました…。そのため、研修のカリキュラムの作成を行ったり、研修を実際に実施したり、そして、研修施設を稼働可能な状態にするような支援を日本が実施しております。日本にいると水のありがたさにはなかなか気づきませんが、途上国にいると水、電気、道路等の基本的なインフラがあることのありがたさを実感します。スーダンに来てから、様々なものが足りないからこそそのありがたさに気付く!というような、とても逆説的な経験を数多くしております。(写真上:水道公社内、写真下:これから研修センターに生まれ変わるであろう建物)
◎製薬工場(おまけ)
1998年、当時のアメリカのクリントン政権はスーダンの首都ハルツームの製薬工場にミサイルを撃ち込み、破壊しました。その跡が今でも片付けられることなく残っております。首都にミサイルを撃ち込む…アジアで暮らしているとなかなか想像がつかないですよね…
0 件のコメント:
コメントを投稿