2009年7月21日火曜日

『いつも君の味方』

さだまさしさんの『いつも君の味方』という著書をスーダンへ行く前に大切な友人からもらいました。赴任前後はばたばたしててゆっくり本を読もうという気持にならなかったのでスーツケースの中に入れたままだったのですが、赴任してようやく一か月が経ち、気持ちにも余裕がでてきたので、本を取り出して読んでみると、人との縁を大事に人生を丁寧に生きてきたさだまさしさんの宝物のような体験談がたくさん詰まってて一人で号泣しながら一気に読んでしまいました。
スーダンに来る前、大事な人とほどきちんとお別れをできないまま出発の日を迎えてしまった気がします。なんだか気持さえつながっていれば世界中どこにいても(たとえスーダンにいたとしても)会おうと思えばいつでも会える気がして…でもさだまさしさんが書かれているように、「その出会いが実に自分にとりどれほど大切なものであったのかを知るのは、ほとんどそれを失ってからなのである。この出会いがどれほど大切なのかを知るすべもないと知った時、人の取る態度はどちらかだ。いっそ出会いのすべてを当てにしないか、すべての出会いを大切に抱きしめるか」…流れるように日々を生きているとなかなかいつも後者のようには振る舞えませんが、そういう努力はしたいものだなぁとさだまさしさんの数々の素敵な出会いに係るエピソードを読んでそう思いました。
それにしても、さだまさしさんがバンド仲間から「君が世界中を敵に回しても、僕だけは君の味方だよ」と言われたエピソードに付箋をはって、この本をプレゼントしてくれた友人は本当に熱いですね。新入社員の頃私が上司に何度も怒られているのを見て、「ストレス社会で闘う人のために」というチョコを買ってきてくれたのも彼でした。私のカッコ悪いところをたくさん見て、それでもいつも温かい目で私を応援してくれた同志に感謝です。スペインとスーダンでいったん道は別れますが、またいつか一緒に働きましょう。

●「駄目な自分であっても、一生懸命の姿を観て貰うこと。」
●「生命はあっという間に訪れ、あっという間に去る。生まれ、悩み、苦しみ、喜び、笑い、泣き、懸命に生きていつか死ぬ。だがその短い間に自分という「文化」を自分の中に創ることができるはずだ。」
●「人の出会いは、別の人を思いがけないところまで連れてゆくものらしい。」
●「「君が世界中を敵に回しても、僕だけは君の味方だよ」重たい重たい、一生のエールである。」

『いつも君の味方』 さだまさし より

2 件のコメント:

博多のひと さんのコメント...

こんにちは、福岡の佐野です。
お久しぶりです。

想像できないアフリカの生活等ブログを楽しみに読んでいます。

さださんの本 早速探してみます。

次男はインドから無事戻りました。


たくましいERI様へ

Eri さんのコメント...

佐野さん。コメント、ありがとうございます。そして、ご無沙汰しております。母親からはよく佐野さんのお話も伺っております。ぜひ、インドの次はアフリカにもチャレンジしてみてくださいね!私はインドのこともかなり気に入りましたが、アフリカはまた全然違う魅力で溢れております。